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2009/8/1 朝日新聞     社説  歩道橋事故


 検察官が「不起訴」と判断して裁判に至らなかった事件でも、選挙人名簿からくじで選ばれた市民でつくる検察審査会が「起訴相当」と2回続けて議決すれば、容疑者は自動的に起訴される。検察審査会の仕組みが、5月からそう変った。
 この新制度のもと、神戸第2検察審査会は、兵庫県明石市で起きた歩道橋事故について、警備にあたった地元警察の元副署長を業務上過失致死傷罪で起訴するのが相当だと議決した。
 事故後、神戸地検が起訴したのは同署の元地域官や明石市の当時の担当者ら5人。「現場の状況が伝わらなかった」として元署長ら2人は不起訴にした。
 神戸地裁がまた不起訴にしても、審査会が「起訴」を議決すれば、元副署長は起訴される。ここにいたれば、神戸地検は元副署長の過失について再検討し、その責任の有無について法廷ではっきりさせるべきだ。それが市民の感覚に近づくことであり、検察審査会法の改正の趣旨を生かすことにもなる。