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2009/8/3 朝日新聞      社説  次世代送電網


 地球温暖化を食い止めようと、世界は低炭素化を急いでいる。そのための基盤整備の一つとして、次世代送電網が注目されている。天候に左右される自然エネルギーを安定供給するには、送電網の進化が必要なのだ。
 経済産業省は次世代送電網づくりのための実験に乗り出す。確かに、政府が一歩を踏み出すことは意義深いが、実験では既存の送電網の改良という印象が強く、次世代と呼ばれるほど画期的とは言い難い。
 自然エネルギーを飛躍的に増すには、既存の枠にとらわれず、さまざまな可能性を探らねばならない。たとえば、オバマ米大統領がグリーンニューディール政策の柱に据えたスマートグリッド(かしこい送電網)がそのヒントとなろう。
 経産省や電力会社は、「日本の送電網はすでに十分スマートだ」とその開発には消極的だ。だが、次世代送電網づくりは未来への投資であり、ビジネスチャンスでもある。もっと柔軟に幅広い選択肢を探るべきだ。