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2009/5/15 朝日新聞    社説  補正、参院へ


 国費15兆円余りの「経済危機対策」を盛り込んだ09年度補正予算案が、衆議院で可決された。未曾有の不況で日本経済が打撃を受け、需要不足を補うための財政出動は、確かに必要だ。だが、この案は不要不急の事業への大判振る舞いが過ぎる。
 衆院審議でも、予算案で多くの問題点が野党議員らによって指摘された。無駄な公共事業の象徴とされてきたハコモノの復活もその一つだ。
 複数数年度にまたがって予算を使うための「基金」方式が46基金で4兆4千億円と多用されたのも問題含みだ。この方式は長期的なテーマに機動的に財政資金を投じられるという長所もあるが、その政策が必要なくなった時に中断しにくい。規模を大きくすることがあまりに優先され、各省庁が悪乗りした感は否めない。
 参院での審議で問題点が洗い出されれば、国民が政権選択をする際の貴重な判断材料になるであろう。野党優位の参院では、とっくりと腰の据わった質疑を見せてもらいたい。