ブログネタ
安全な暮らし に参加中!
2009/1/17 朝日新聞    社説  大地震の備え


 14年前に起こった阪神淡路大震災の教訓から、都内では「事前復興」の試みが行われている。被災状況をイメージして、復興のプロセスを先取りすれば災害に強い街づくりが出来る。それが「事前復興」の考え方だ。
 東京の都心では関東大震災と太平洋戦争後、区画整理事業が進められた。一方で、その周辺部に焼け出された人たちが移り、山手線の外側には木造住宅の密集地が広がる。ひとたび地震が来れば、木造住宅密集地帯では火災が多発することが予想される。それに備えて避難訓練等が都内の25地域で行われ、地域ごとの課題を踏まえた復興マニュアルが15区で作られている。
 復興の道筋を描くことを通じて、安全な街づくりをいますぐにでも進めることが重要だ。家屋の延焼を防ぐため、自治体は防火帯として公園や緑地の整備を進める。家屋の耐震補強を強めるのはもちろん、住民は自主防災組織を立ち上げて消化訓練を重ねておきたいものだ。
(386文字)