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2009/5/2 朝日新聞   社説  危機とメーデー


 深刻な経済危機の中、今年も恒例のメーデーが開かれた。
 労働者を取り巻く環境はかつてなく厳しい。それだけに、今ほど労働組合の役割が問われている時はない。
 非正規雇用の増加に対応して、連合は2年前に非正規労働センターをつくり、組織化を呼びかけるなどしてきた。もともと連合の主流は正社員が中心の企業組合だが、「働く貧困層」が広がった結果、労働市場は劣化し、働く人全体の処遇切り下げやリストラの形になって跳ね返ってきている。非正規の雇用を守れなければ、正社員も守れないとの危機感が広がっているのだ。
 正規、非正規を問わず、労働市場全体の底上げを経営者に求めることが必要だ。場合によっては、賃上げより雇用安定を優先する選択もあるだろう。足腰の強い指導力と交渉力を、労働組合は取り戻さなければならない。
 そして労働組合は、働く人、働きたい人すべてのための安全網だ。もっともっと活用したい。