今日の朝日新聞社説-要約-

朝日新聞社説の要約です。忙しいあなたなら3分で読める今日の社説。受験生のあなたには要約のススメ。

スリランカ

スリランカ

2009/6/1 朝日新聞    社説  スリランカ


 スリランカのラジャパクサ大統領が内戦の勝利を宣言した。政府軍が反政府勢力のタミル・イーラムの虎(LTTE)を軍事制圧したのだ。
 だが、素直には喜べない。多くの住民が戦闘で犠牲になり、戦闘終結後も人道危機は続いているからだ。分離独立を唱えて自爆テロを繰り返したLTTEは、終局間際数万人の住民を「盾」にし、逃げる人々の背に弾丸を浴びせた。
 気になるのは土壇場での戦闘の実態と「人間の盾」の真相だ。捕虜になった元兵士の処遇も心配だ。スリランカ政府は人権状況を点検する中立的な国際調査団を自ら組織してはどうか。ラジャパクサ大統領も民族和解による和平の必要性を唱えている。
 だが多くのタミル人はまだ不信と不安を抱いているに違いない。戦闘で破壊された地区の復興を急ぎ、避難民を帰還させる。その上で、タミル人にどの程度権限を移譲するのかなどの、真摯な政治対話が必要だ。
 民族の和解に向け、日本政府には一歩を踏み出してもらいたい。

スリランカ内戦

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2009/5/13 朝日新聞     社説  スリランカ内戦


 20年以上続くスリランカ内戦が、重大な局面を迎えている。
 分離独立を求める少数派タミル人の武装組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)が、政府軍により北部のわずか3平方キロメートルに追い詰められている。
 LTTEが敗北を前に、地元住民を部隊と一緒に行動させ「人間の盾」とする無謀な行動に出た。ここで戦闘が起きれば、大惨事になりかねない。
 LTTEの行動が人道上許されないのは明らかだ。即刻、住民を解放しなければならない。政府軍も軍事作戦を中止し、住民を避難させる措置を取るべきだ。
 この人道危機を国際社会も見過ごしてはならない。ノルウェーは7年前に双方の停戦合意をまとめたが、LTTEによるテロ攻撃等により合意は崩れた。米国の関心も自らの利害がからむ地の紛争に向きがちだ。
 それだけに、スリランカへの最大の援助国であり、政府とのパイプを保つ日本政府の責任は重い。「人間の安全保障」理念に基づいた外交を実践する時である。



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