2013 11/ 25(月)  『過疎と観光 -- セトゲイの成功に学ぶ』

 瀬戸内の離島を舞台に開かれた「瀬戸内国際芸術祭(セトゲイ:愛称)」が盛況のなか4日に閉幕した。

 都会から観光客を呼ぼうと苦闘を続けた地方の歴史は「ないものをつくる」ことに集中していた。追加投資で新しさを演出し続けないと飽きられるため、次々に倒れた。

 なぜセトゲイは成功したのか。

 一つは「あるものを生かす」発想に立ったことだ。離島は、効率化、均質化された現代社会とは対局の場所であり、近代の負の歴史を背負わされた島もある。それでも人々は自然の恵みを受けつつ、たくましく生きている。かつての日本の風景に触れ、我々が求めた過度な豊かさや情報と幸福の関係を、改めて振り返らせてくれる。

 アートは手がかかり、損得ぬきで力を合わせないと完成しない。あてにされ、人とつながることが笑顔を育て、祭りを盛り上げる力となった。

 過疎地での観光に成功したセトゲイに学びたい。



*チェックポイント

・瀬戸内芸術祭の盛況さ

・都会からの集客で苦闘する地方の歴史 -- 「ないものをつくる」

・セトゲイの成功
 1:「あるものを生かす」
 2:人同士のつながり -- 祭りを盛り上げる力
・まとめの一文(社説本文の最後を用いても良い。「事業費は〜」の所。)

 ↑これがあった方が文章が締まる。(情報量としては変わらないので、その意味ではなくても良いのかもしれないが、文字数に余分があれば入れたい。)