今日の朝日新聞社説-要約-

朝日新聞社説の要約です。忙しいあなたなら3分で読める今日の社説。受験生のあなたには要約のススメ。

スポーツ

相撲協会 -- 「公益」の重み自覚せよ

2014 2/3(月)  相撲協会 -- 「公益」の重み自覚せよ

 日本相撲協会が、政府の新制度のもとでも「公益法人」と認められた。

 ここ数年不祥事が相次ぎ、体質が厳しく問われた中での認定である。認定がなければ、国技を担う団体の存続がゆらぐ。担当する内閣府の職員は、認定の際、「これから不祥事が起きたとき、きちんと対応できるかが大切」と協会に注文した。今後もトラブルが起こることを前提にした口ぶりに、認定がいかに苦渋の判断だったかがうかがえる。

 公益法人制度は約110年前にできた民法に基づく。所管官庁がそれぞれ公益性を判断し、許可する仕組みだったため、天下りなど癒着を生んだ。

 08年に始まった新制度では、民間人からなる第三者機関が公益性を判断する。新公益法人にとって、その認定の過程は自らを見つめ直す好機だったはずだ。だが残念なことに、いまだに抜本的な改革ができたとの評価は少ない。相撲協会には、高いモラルと真の公益性を備えた団体に生まれ変わってもらいたい。


*チェックポイント
・日本相撲協会が新制度のもとでも「公益法人」と認定された。
・認定が苦渋の決断だった点
・公益法人制度の変遷
・まとめ:真の公益性を備えた団体に生まれ変われ

五輪組織委 -- 次世代見すえ新風を

2014 1/27(月)  五輪組織委 -- 次世代見すえ新風を

 2020年東京五輪・パラリンピックの組織委員会が発足した。

 会長に選ばれたのは、76歳の森喜朗元首相。実務を担う事務総長には、70歳の武藤敏郎・元財務次官が就いた。

 今回、日本オリンピック委員会をはじめスポーツ界は、人選の過程で、ほぼ蚊帳の外に置かれた。ビジネス感覚と国際生を兼ね備え、知名度も高い人材がスポーツ界になかなか見当たらない現実は直視せねばなるまい。

 一方で、五輪はできるだけ政治から切り離し、主役はスポーツとする。五輪憲章を貫く基本理念を、組織運営の礎としたい。まずは、世代間バランスを考えて、組織委の中核に大胆に若手を登用してはどうか。

 また、今回の組織委の役員12人が全員男性というのは時流にあわず、積極的に女性を登用すべきだ。

 平和の祭典を機に、日本と世界との交流の窓を広げ、次世代の人材を育てる。それは組織委の大きな役割であろう。


*チェックポイント
・2020年東京五輪・パラリンピックの組織委員会が発足
・会長と事務総長の名前
・スポーツ界が人選から漏れている
・五輪はできるだけ政治から切り離し、スポーツを主役とする五輪憲章の基本理念を運営の礎にしたい。
・女性の登用が必要
・まとめ:世界との交流を深め、次世代の人材を育てるのが組織委の役割

ラグビーW杯

ブログネタ
ラグビーワールドカップ に参加中!
2009/8/3 朝日新聞      社説  ラグビーW杯


 ラグビー世界一を決める祭典、ワールドカップ(W杯)が日本にやってくる。国際ラグビーボード(IRB)が先日の理事会で、2019年の開催国として日本を選んだ。
 ラグビーが日本で人気を博したのは80年代だ。新日鉄釜石の日本選手権7連覇、同志社大の史上初の大学選手権3連覇で沸いた。その後はサッカーに押されて人気は下火になる。日本でのW杯開催決定は、人気回復の起爆剤となるに違いない。
 ところが国内トップになる日本代表チームは、W杯には毎回参加するものの、成績は芳しくない。日本大会までのこれからの10年間では、いかに底力を広げ、そのころ主力となる中高生の力をどう伸ばしていくかが問われる。それは日本のラグビー界全体の底上げにもつながろう。
 IRBは五輪にラグビーを復活させ、市場を広げることを狙っている。それは、日本の誘致への名乗り上げとも合致した。背景は様々だが、日本W杯が一層の国際化につながることを願う。

南アW杯へ

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2010年 FIFA ワールドカップへ向けて・・ に参加中!
2009/6/8 朝日新聞     社説  南アW杯へ


 サッカーの日本代表がウズベキスタンを破り、南アフリカで来年開かれるワールドカップ(W杯)への出場を決めた。
 一昨年、オシム前監督が病に倒れ、岡田監督に白羽の矢が立った。含蓄のある言葉で選手を引っ張った名将の後任であり、楽ではなかったろう。
 初の代表監督から10年余。岡田氏は自らの哲学を選手に浸透させ、過去にないスタイルで代表を率いている。小回りが利き、球さばきにたけるという特性を生かし、よりゴールに近づき、パスに多くの選手がからんで好機をつくる。バランスよく人を配する定石を捨てた、大胆な戦略だ。
 サッカーには、国の「らしさ」が如実に出る。過去のW杯での日本代表は、その「色」が希薄だった。今回は、海外の模倣ではない日本独自の形が、予選を戦う中で徐々に固まってきた。
 本大会まであと1年。日本代表が自らを研ぎ澄ませていく姿を見守りつつ、アフリカ大陸の祭典を待ちたい。

元親方実刑

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大相撲 に参加中!
2009/5/30 朝日新聞      社説  元親方実刑


 一昨年、17歳の力士がけいこ場でのすさまじい暴力で命を落とした。この事件で名古屋地裁は、指導的立場にあるのに暴行を主導したとして、前親方に懲役6年の実刑判決を言い渡した。相撲界は判決を重く受け止めねばならない。
 事件後、日本相撲協会は文部科学省の指導もあり、暴力の一掃に踏み出した。また、親方しか理事になれない閉鎖的な仕組みを変え、外部理事2人、監事1人を新たに加えた。
 ところが、負の連鎖は止まらない。昨年5月、十両力士が若手の頭を調理器具で殴り、けがを負わせたことがわかった。親方が弟子を殴打したことも明らかになった。
 気になるのは、部屋をつかさどる親方の認識の甘さだ。一連の不祥事も、いまだに「個人に起因する問題」ととらえる危機間の希薄な親方が少なくない。
 問題の芽を積むためにも、まず親方こそが教育を受けるべきではないか。協会には、部屋任せにせず明確なビジョンを掲げ、改革を続けてもらいたい。

スポーツ庁構想

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スポーツ に参加中!
2009/5/27 朝日新聞     社説  スポーツ庁構想


 スポーツにかかわる行政は多数の省にまたがる。これをまとめて「スポーツ庁」を新設してはどうかという議論が、政府の教育再生懇談会で進められている。
 関連する省が多いのには歴史的な経緯がある。日本では、スポーツは「知育・徳育・体育」の中の一つと見なされ、文科省が担ってきた。そこへ障害者スポーツや企業スポーツなどの分野が生じ、それぞれ厚労省、経産省が対処している。
 そもそもスポーツ庁構想は、クレー射撃の五輪代表だった麻生首相自身が以前から推しているものだ。その軸足は選手強化の方にある。
 一線級の強化は悪いことではない。だが今の日本を考えれば、日々の暮らしの中にあるスポーツを豊かにするという点にこそ価値を置きたい。子供の体力低下にどう歯止めをかけるか。医療費抑制の観点から、生涯スポーツの普及も大事だ。まずスポーツ庁ありきではなく、私たちの身近にあるスポーツをどう育むか、という広い視野から考えたい。

プロ野球開幕

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プロ野球 に参加中!
2009/4/4 朝日新聞    社説  プロ野球開幕


 プロ野球がセ・パ両リーグで始まった。1950年の2リーグ制開始以来、60年目になる。今や大リーグに野茂、イチローら数多くの選手が挑み、日本の野球の成熟をうかがわせる。
 だが、課題も山積みだ。ドラフト会議で上位指名が濃厚だった社会人選手が大リーグ球団と契約した一件は、記憶に新しい。五輪から野球が外れたため、プロが参加する国際試合は当面、13年に開く予定の第3回WBCまでない。国際化を進めたい加藤コミッショナーは、米国やアジアとの交流試合を増やすことを視野に入れているという。
 機動力や小技を重視する日本スタイルは年々、洗練されてはいる。だが、かつての長嶋対村山、王対江夏に見られるような、語り告がれる名勝負が少なくなってはいまいか。
 WBC からチームへ戻った代表たちは大舞台の経験を昇華させ、しのぎを削ってほしい。プロたちの戦いを心底楽しめるシーズンに、と願う。

WBC

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WBC優勝 に参加中!
2009/3/26 朝日新聞      社説  WBC


 国・地域別対抗戦(WBC)は、延長にもつれた韓国との激戦の末、日本が第1回大会に続く王座に付いた。
 今大会を特徴づけるのはアジア野球の台頭だ。3年前の第1回大会でも日本が優勝、韓国は4強入りしたが、米国の報道の焦点はもっぱら米代表のふがいなさにあてられた。
 今回は違う。日本や韓国の練習に、大リーグのスカウトやコメンテーターといった専門家が群がった。一見非力な日本や韓国のしたたかな強さに注目せざるを得なかったということだろう。
 日本選手の言葉をたどると、優勝の別の側面も見えてくる。最優秀選手となった松坂大輔投手は言った。「前回とは全く違う。今回は王者としてもう一度勝ちにいったのだから」。自らとチームが感じた重圧を語る言葉に、選手の意識の高さが映されている。
 次回は、米国ももっと本気でかかってくるだろう。本家と新興勢力の全力のぶつかり合いが、野球の魅力と可能性をさらに広げてくれるに違いない。

WBC開幕

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WBC(ワールド・ベースボール・クラシック) に参加中!
2009/3/6 朝日新聞      社説  WBC開幕


 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕した。
 昨年の北京五輪では韓国が金メダルを獲得しており、アジアの台頭は目覚しい。加えて中米ドミニカ共和国は今回、米国と並ぶ優勝候補の2強にあげられている。米国の1強時代から群雄割拠へ、野球地図は一歩一歩、しかし着実に塗り替えられている。
 野球は2012年のロンドン五輪から外れる。こうした野球の国際化と進化は、五輪復帰への少なからぬ後押しになるだろう。
 今回の日本はどうだろうか。メンバーには投手、野手とも日米で活躍する選手がずらりと並ぶ。むき出しの個性が短期間で呼吸を合わせ、プラスアルファを出せるかが見所だ。
 先行きの見えない不況で、世の中に閉塞感が広がる。だからこそ、ちょっとした息抜きや気分転換はかけがえの無いものとなる。スポーツが社会に存在する意義の一つでもある。見るものを元気付け、勇気付けるような好ゲームを期待したい。

東京五輪招致

ブログネタ
スポーツ・トピックス に参加中!
2009/2/25 朝日新聞      社説  東京五輪招致


 2016年夏季五輪の開催決定まで、後7ヶ月余り。だが、東京が国際オリンピック委員会(IOC)へ提出した計画書からは、その具体像が十分浮かんでこない。
 「世界一コンパクト」をうたうが、交通渋滞がさらに激化しかねない。また前回五輪の既存施設を使う節約の姿勢は大いに買えるが、多くは大幅に改修が必要だろう。
 五輪の開催は、招致活動から大会終了まで7年以上も世界の関心を集めることになる。その目を意識しつつ、大事なのは私たち自身が環境との共生や目指すべき社会の姿を考えることであろう。
 街づくりの点で言えば、前回五輪は戦後の新しい首都の顔を作る原動力になった。今回は、21世紀の首都の姿をどう描くかが問われる。それは誰もが分け隔てなく暮らせるユニバーサルデザインの街であるべきだ。
 計画を夢とリアリティーが両立するものに磨き上げたうえで、人々を説得する。それが国内外に支持を広げる原動力になるはずである。


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