今日の朝日新聞社説-要約-

朝日新聞社説の要約です。忙しいあなたなら3分で読める今日の社説。受験生のあなたには要約のススメ。

国際

朴氏当選1年 — 融和めざす謙虚さを

2013 12/23(月) 朴氏当選1年 — 融和めざす謙虚さを

韓国大統領選で朴槿惠氏が勝利して1年がすぎた。
 李明博前政権下で深まった政治や社会の対立をときほぐし、調和の社会をめざす。それが約束だったが、今のところ実現したようにはみえない。
 対立の大きな原因は、大統領選をめぐる情報機関の不正介入疑惑である。国家情報院(国情院)の職員が、野党候補に不利な情報をネットに大量に流したとされる。さらに朴政権が、最左派の野党の解散を憲法裁判所に求めたことも波紋を広げている。
 槿惠氏の父である正煕氏は大統領時代に独裁政権を敷き、当時に重ね合わせた批判が今も噴出する。そんな疑念を払拭するためにも、朴氏は透明な国政運営が求められる。
 まずは、選挙不正疑惑を解明する真剣な行動を示すべきだ。そのうえで野党との討論やメディア改憲など広範な対話の場を広げる事が有益だろう。
 政治指導者は自分の信念だけでなく、対立派との対話による妥協を築く謙虚さを備える必要がある。


*チェックポイント
・朴政権が誕生して1年が経過
・約束(調和の社会の実現)が守られているようにはみえない。
・対立の原因
・今後すべきこと
・まとめ

米金融緩和 -- 出口へ細心の目配りを

2013 12/22(日)  米金融緩和 -- 出口へ細心の目配りを


 米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾の「出口」に向け、一歩を踏み出した。来年1月から米国債などの買い入れ額を100億ドル分減らす。

 FRBは雇用情勢の先行きには楽観的な見通しを示す一方、買い入れペースの縮小があくまで緩やかである事を強調した。
緩和終了の見通しもあいまいにし、市場が予断を持つことを防いだ。実際、緩和縮小の報に株価は急騰し、まずは順調な滑り出しとなった。

 もっとも、長期金利の動き次第では、住宅や自動車などの基幹産業の回復が抑えられる懸念は消えていない。
雇用も増えているが、非正規のワーキングプアも多く、消費が順調に伸びるか定かでない。

 財政をめぐる連邦会議の動向からも目が離せない。
医療制度改革をめぐる対立は続いており、中間選挙への思惑も絡んで2月に期限を迎える債務上限問題が深刻化すれば、株高頼みの回復シナリオが揺らぐ恐れもある。

 FRBには細心のかじ取りが求められる。


*チェックポイント

・FRBが国債などの買い入れ額を減らした。

・ERBの戦略 → 雇用情勢の先行きに楽観的な見通し

       買い入れペースが緩やかである事を強調

・ 緩和終了の時期をあいまいに

・ この知らせに対して、株価が急騰:順調な滑り出し

・今後の恐れ
 → ・長期金利の動きに応じて

・ 消費増につながるか?

・ 財政をめぐる連邦会議の動向が経済に与えうる影響

・FRBへのお願い:細心の注意を

日欧経済連携 -- TPPと両にらみで

2013 11/ 25(月)  『日欧経済連携 — TPPと両にらみで』

 日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)について、双方の首脳が協議を加速させることで合意した。

 経済連携では、米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)に関心が集まるが、5億人の市場と日本の3倍の域内総生産を持つEUとの関係強化も欠かせない。EUは2年前に韓国との間で自由貿易協定(FTA)を発行させ、自動車などの関税をおおむね2016年までに撤廃する。韓国と比べて日本のメーカーが不利になる状況を放置してはいられない。

 EUが最近合意したカナダとのFTAでは、関税をゼロとする割合(自由化率)が全品目では100%近く、「高い水準」の自由化をめざす姿勢が鮮明である。

 米国とEUは環大西洋貿易投資の交渉を進めている。両者だけで事実上の世界のルールが決まる事態を避けるためにも、米欧の双方としっかり向き合う必要がある。政府はTPPとの両にらみで、粘り強く交渉してほしい。


*チェックポイント

・日欧EPAにおける協議加速の合意(社説のきっかけ)

・EUとの協議に注目する理由
 → 1:EUの市場規模
   2:韓国とのFTAの締結に遅れをとらぬように

・EUとの交渉の現状(上の3段落目に相当。ここはかなり自由度があるので、文字数とまとめやすさの兼ね合いで決めると良い。「高い水準」を目指しているという点が書きやすかったので入れた。)

・米欧の双方に向き合うこと — TPPとの両にらみ

余談:略語(EU,EPA,…)の使用について
 → 初めて使う時は日本語表記の後、略語を括弧で記すと書きやすい。2回
   目の使用予定が無い時は、清書の中で一々略語を書かなくてよい。
   入れるかどうかは、草稿の段階で判断すべし。

ラグビーW杯

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ラグビーワールドカップ に参加中!
2009/8/3 朝日新聞      社説  ラグビーW杯


 ラグビー世界一を決める祭典、ワールドカップ(W杯)が日本にやってくる。国際ラグビーボード(IRB)が先日の理事会で、2019年の開催国として日本を選んだ。
 ラグビーが日本で人気を博したのは80年代だ。新日鉄釜石の日本選手権7連覇、同志社大の史上初の大学選手権3連覇で沸いた。その後はサッカーに押されて人気は下火になる。日本でのW杯開催決定は、人気回復の起爆剤となるに違いない。
 ところが国内トップになる日本代表チームは、W杯には毎回参加するものの、成績は芳しくない。日本大会までのこれからの10年間では、いかに底力を広げ、そのころ主力となる中高生の力をどう伸ばしていくかが問われる。それは日本のラグビー界全体の底上げにもつながろう。
 IRBは五輪にラグビーを復活させ、市場を広げることを狙っている。それは、日本の誘致への名乗り上げとも合致した。背景は様々だが、日本W杯が一層の国際化につながることを願う。

G8核声明

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国際 に参加中!
2009/7/10  朝日新聞      社説  G8核声明


 「核兵器のない世界に向けた状況を作ることを約束する」。4つの核兵器国が参加する主要国首脳会議(G8)で、そんな声明が発表された。
 米ロの削減が進んだ段階で、多国間の核軍縮交渉を目指す意図が込められているのだろう。G8の指導者たちが協調を確認した意義は大きい。
 包括的核実験禁止条約(CTBT)へのG8の態度も一転した。ブッシュ政権はCTBTに背を向けたが、オバマ氏は核廃絶に向けた重要な措置とみている。G8で唯一CTBTを批准していない米国が批准することで、CTBT参加国の輪がさらに広がることを望む。
 G8でオバマ氏は、来春、ワシントンで核安全保障サミットを開催すると表明した。北朝鮮やイランの問題で信頼感が落ちた核不拡散条約(NPT)を補完する試みであり、ぜひ実効をあげてもらいたい。
 核保有国が大量の核兵器を温存したままでは、非核国の協力は得られない。核戦争、核テロの両方を防ぐには、軍縮と不拡散を同時に進めていかねばならない。

BRICs

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海外のニュース全般 に参加中!
2009/6/21 朝日新聞    社説  BRICs


 国名の頭文字からBRICsと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国が先週、ロシアで初の公式首脳会議を開いた。
 会議で採択された共同声明によると、4カ国は、世界経済危機の克服や、国際金融機関に新興国と途上国の声をより大きく反映させるための改革に向けて協力を強めることを申し合わせた。
 先進国の経済が失速するなか、内需を中心に高い成長を維持する中国とインドには景気回復の牽引役が期待される。ロシアは石油や天然ガス、ブラジルは食料の有数の輸出国だ。4カ国が結束して打ち出す主張が、それなりの重みを帯びることになる。
 温暖化ガスの排出規制については、4カ国は社会発展の条件を考慮すべきだとして削減目標の設定を事実上拒む姿勢を示した。だが、中国やインドが先進国なみの排出をしている以上、そうした主張には無理がある。
 地球温暖化の問題を解決するために、存在感に見合う責任分担の姿勢を示してこそ、発言力も高まろう。

パンデミック

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【パンデミック】新型インフルエンザ感染爆発への対策 に参加中!
2009/6/13 朝日新聞    社説  パンデミック


 新型の豚インフルエンザは、世界的な大流行(パンデミック)の段階になった。さらに広がっていくことは避けられない。
 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は、警戒レベルをこれまでの5から最高の6に上げると宣言した。冬を迎えてインフルエンザの流行期になった南半球のオーストラリアで持続的な感染が起こっていることが、警戒度を上げる根拠になった。医療資源が乏しい国々で感染が拡大しないかと心配されており、それに警鐘を鳴らす意味もある。
 WHOによれば、今回のウイルスによる症状は「中程度」という。ほとんどの人の症状は軽く、すぐに回復している。一方で、重傷者が30~40代に目立つなど、ふつうのインフルエンザと違う点は気がかりだ。油断は禁物である。
 日本は国内の警戒のみならず、積極的に国際貢献をしなければならない。途上国に目を向け、治療や調査に手を差し伸べることが求められる。地球規模での長い戦いの始まりだ。

南アW杯へ

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2010年 FIFA ワールドカップへ向けて・・ に参加中!
2009/6/8 朝日新聞     社説  南アW杯へ


 サッカーの日本代表がウズベキスタンを破り、南アフリカで来年開かれるワールドカップ(W杯)への出場を決めた。
 一昨年、オシム前監督が病に倒れ、岡田監督に白羽の矢が立った。含蓄のある言葉で選手を引っ張った名将の後任であり、楽ではなかったろう。
 初の代表監督から10年余。岡田氏は自らの哲学を選手に浸透させ、過去にないスタイルで代表を率いている。小回りが利き、球さばきにたけるという特性を生かし、よりゴールに近づき、パスに多くの選手がからんで好機をつくる。バランスよく人を配する定石を捨てた、大胆な戦略だ。
 サッカーには、国の「らしさ」が如実に出る。過去のW杯での日本代表は、その「色」が希薄だった。今回は、海外の模倣ではない日本独自の形が、予選を戦う中で徐々に固まってきた。
 本大会まであと1年。日本代表が自らを研ぎ澄ませていく姿を見守りつつ、アフリカ大陸の祭典を待ちたい。

米ロ核軍縮

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核兵器 に参加中!
2009/5/10 朝日新聞   社説  米ロ核軍縮


 オバマ米大統領が7月にロシアを訪問し、メドベージェフ大統領と会談する。最大の焦点は、12月に期限を迎える第1次戦略核兵器削減条約(START1)に代わる新条約締結に向け、どれだけ具体的に踏み出せるかだ。
 その準備として、両国外相が先週、ワシントンで会った。最近、北大西洋条約機構(NATO)とロシアの関係が再びこじれていたため事前の雰囲気は良くなかったが、会談後、両外相は問題を個別に考えていく意欲を示した。
 冷戦時代では、地域の問題での対立が核軍縮に及び、暗礁に乗り上げることが多々あった。いま大切なのは、こうした冷戦思考と決別することだ。
 米ロは今でも、相手に核攻撃ができる即応体制を続けている。人間の判断ミスや誤作動で核戦争が起きる危険性が冷戦時代さながら残る。これも「古い考え方」の遺物だ。これを解消するにも、冷戦思考の決別が不可欠である。そのうえで、冷戦期に大量に製造した核を思いきって減らしてもらいたい。

ソマリア海賊

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外交問題 に参加中!
2009/4/28 朝日新聞    社説  ソマリア海賊


 ソマリア周辺海域に出没する海賊に対し各国が艦艇を派遣しているが、状況は改善しない。
 ソマリアは、米ソ冷戦が終わった後の91年、軍事政権が崩壊し、無政府状態となった。その翌年、米軍が国連平和維持軍として投入されたが、武装勢力の反撃は激しく撤収に追い込まれた。それ以来、ソマリアは世界の多くにとって、見捨てられた存在となり、現在に至る。
 それでも4年前、国連や周辺諸国の仲介で「暫定連邦政府」ができた。だが、この政府が支配するのは、首都の一部でしかなく、それもアフリカ連合の平和維持部隊の支援を受けての話だ。暫定政府が頼りないのは確かだが、それを育てていくしかない。そのためにも、国際社会はまず、ソマリアの現状にもっと関心を持たねばならない。
 日本の海賊新法の議論では、武器使用や国会承認のつめなども大事だが、海賊をそもそも出さなくするためのソマリア支援といった大きな構図の議論がもっと必要であろう。


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