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2009/8/4 朝日新聞      社説  裁判員始動


 昨日、市民が参加する裁判員裁判が始まった。
 裁判員の負担を減らすため、審理は集中して行われる。この裁判も4日連続で審理し、判決を言い渡す。
 これまでは公判の間隔を空け、裁判官は法廷外で調書を読み込んだ。しかし、裁判員が膨大な書面を読むことはできない。法廷で繰り広げられる証人尋問や被告への質問を見て、検察官による有罪の立証に合理的な疑いがないかを判断することに力点が置かれる。これは、自白調書に偏重してきたこれまでの裁判のあり方を変え、冤罪を減らす方向に働くであろう。
 そこで裁判員に求められるのは、日々変わりゆく社会に身を置き、虚々実々の世間を生きている庶民ならではの感覚だ。プロの裁判官が持ち得ないような視点こそが大切なのだ。
 この制度には、人々の間になお困惑や抵抗感もある。制度を定着させ、皆が共感できるようにするには、市民の感覚を判決に生かした実績と経験を着実に積み重ねていくことが必要だ。

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