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2009/7/26 朝日新聞     社説  サイバー攻撃


 米国や韓国の政府系ウェブサイトなどが先日、大規模なサイバー攻撃を受けた。日本では被害は報告されていないが、対岸の火事だと高をくくってはいられない。
 攻撃はDDoS(分散型サービス妨害)と呼ばれるものだ。何者かが多数のパソコンにウイルスを感染させ、各パソコンがいっせいに標的のサイトに自動アクセスしてパンクさせる。
 今回の被害は、狙われたサイトへの接続が難しくなる程度で済んだが、重要な役割を担うサーバーが機能不全に陥ると、深刻な被害につながりかねない。しっかり対策を講じておきたい。
 すぐにでもできるのは、パソコンを持つ一人ひとりがウイルス対策を怠らないことだ。サイトを持つ官公庁や企業の防衛策は、さらに重要になる。悩ましいのは、守りを厳重にするほどコストがかかるということだ。攻撃の際に予想される被害の深刻さや復旧の難しさとの兼ね合いから、どの程度の防衛策が必要かを冷静に検討しておく必要があろう。

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