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2009/7/20 朝日新聞      社説  コンテナ車事故


 トレーラー事故では、横転やコンテナの転落といった重大事故が目立つ。
 コンテナの重さは30〜30トン。それを乗せた巨大な台車を牽引する構造は不安定だ。だが、危ないのはそのせいだけではない。
 トラックやダンプカーと異なり、コンテナは封印されている。このため、中の荷物が偏っていたり、過積載だったりしてもわからない。積み荷はしっかり固定する、というのは当然のルールだが、途上国発のコンテナには危険な例があるという。
 運転手が走行中、異常に気づくことがあるが、この業界は中小零細企業が多い。荷主に積み直してくれ、とは言いにくいという。
 自民、民主両党は、運転手への情報提供を荷主らに義務付ける法案を協議したが、罰則を設けるかで一致せず、国会提出が見送られている。早く実効性のある法律をつくるべきだ。
 安全第一は運転手の義務だ。しかし事故が起きた時に運転手の責任を問うだけでは、次の事故は防げない。

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