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2009/7/17 朝日新聞    社説  待機児童急増


 認可保育園に申し込んでも入れない待機児童が、都市部で増加している。不況で働きに出る専業主婦が増えたことが影響しているようだ。
 これでは少子化に歯止めが掛かるどころではなく、緊急の対策が必要である。まず、今あるものを工夫して使いたい。
 小中学校の空き教室等を利用して「分園」を作ることもできる。政府の「安心こども基金」は賃貸住宅につくる分園も補助対象にしているが、11年度以降も補助が続くか不明で、継続が必要だ。幼稚園と保育園を一緒にする案もあり、文科省と厚労省には垣根を取り払って対処してもらいたい。
 中長期的な対策も忘れてはならない。政府は今後10年で、保育の定員をあと100万人分増やす必要があるとしているが、その費用は15万人分しか集まっていない。保育士の育成も課題だ。それには、収入が全産業平均の7割程度という待遇を抜本的に見直さねばならない。
 母が安心して働ける国づくりが求められている。

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