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2009年ラクイラ・サミット に参加中!
2009/7/7 朝日新聞    社説  温暖化防止


 温暖化対策の次期枠組みは、12月に開く国連気候変動枠組み条約締約国会議で合意される予定だ。だが、先進国と途上国の隔たりはなお大きく、早急にその溝を埋めねばならない。
 その貴重なステップとして、明日からイタリアで始まる主要国首脳会議(G8)を活用したい。
 途上国の積極姿勢を引き出すべく、首脳宣言で先進国の高い目標を提示することが検討されている。また「産業革命前からの気温上昇を2度以内に抑える」という案も検討されおり、これで合意できれば、温暖化防止のための科学的認識の共有という点で意義深い。
 G8サミットと並行して開かれる主要経済国フォーラム(MEF)も活用したい。まずはG8サミットで先進各国が温室効果ガス削減に前向きな姿勢を打ち出し、途上国・新興国への支援も決める。それをもとに、何らかの削減努力に取り組むようMEFで新興国を説得する。2つの会議の場を生かし、G8には歩み寄る姿勢を示すことが求められる。

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