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2009/6/11 朝日新聞     社説  広島少年院事件


 シャワーで水をかけ、無理やり紙おむつをつけさせてその姿を仲間に見せつける。「これを飲んで死ね」と言って、洗剤の容器を口に押しつける。顔を殴り足蹴にした挙句、トイレに行かせず失禁させる。
 広島少年院に収容されている少年たちに対し、法務教官らが加えたとされる暴行の数々だ。広島地検はその教官4人を特別公務員暴行陵虐の疑いで逮捕した。
 少年院は非行を犯した子供を保護し、生活指導や職業訓練などによって矯正教育する施設だ。だが、広島少年院で行われていたのは教育からほど遠く、人間の尊厳を踏みにじる行為である。
 再発を防ぐうえで重要なのは、外部の目によるチェック機能だ。法務省から独立した第三者委員会が内部調査できるよう制度を整える必要がある。
 教官のほとんどは少年の矯正に熱意をもって取り組んでいるに違いない。だからこそ、このような事件の再発を防がねばならない。自浄力を示すことが信頼回復への第一歩である。

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