ブログネタ
小中学生の子持ち母の思い に参加中!
2009/3/11 朝日新聞     社説  ケータイ漬け


 ケータイにのめり込む小中高校生の姿が、文科省が初めて実施した全国調査から改めて浮かび上がった。
 一般に、子どもと携帯電話の問題は、いじめや犯罪との関連で語られることが多い。このため、学校と家庭が使い方を指導することや、業界によるフィルタリングで有害なサイトの閲覧を制限することなど、家庭、学校、業界ぐるみの対策の必要性が繰り返し指摘されてきた。それは当然のことだ。
 同時に忘れてはならなのが、携帯電話への依存という観点だろう。ノンフィクション作家の柳田邦男さんは、子どもが携帯電話やテレビゲームに没頭することの危険性を訴えている。「機器を介しての一方通行のコミュニケーションにばかり時間を費やしていると、きめ細かい感情、感性が育たず、他者の痛みや悲しみを感じる心も育ちません」
 便利さと危うさを併せ持つ携帯電話。縛られずに、上手に使いこなすために知恵を絞りたい。

スポンサードリンク