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2009/2/13 朝日新聞   社説  金賢姫元死刑囚


 北朝鮮の工作員として87年にビルマ沖で大韓航空機を爆破した金賢姫・元死刑囚。彼女の日本語教育係だったと日本政府が断定しているのが、拉致被害者の田口八重子さんだ。
 その金工作員と、田口さんの家族が面会できる可能性が大きくなった。面会を早く実現させ、家族が肉親の消息に迫れる場を作ってほしい。
 大韓機爆破は、ソウル五輪を翌年に控えた韓国への妨害工作でもあった。金工作員は事件後に韓国に移送され、爆破事件について詳しく語り、自伝も出版した。だが金大中、盧武鉉の両政権時代にはほとんど姿が見られなくなった。そんな金工作員が再び表に出られるようになったのは、保守の李明博政権が出てきたことが大きい。
 今回の面会問題の進展は、新たな日韓協力の象徴的な出来事ともいえる。面会で拉致の新事実がわかる可能性は大きくないかもしれないが、真相究明へ一歩でも進めれば幸いなことだ。


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