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2008/12/23 朝日新聞   社説  浜岡原発


 古い原発2基を引退させ、代わりに最新の原発1基を作る。そんな国内初の「原発の置き換え」に中部電力が踏み切る。静岡県の浜岡原発だ。
 古い原発2基は、耐震強度を最新の基準にし、11年度の運転再開を目指していた。ところが、耐震補強に計3千億円の巨費と10年以上の歳月がかかる見通しとなり「新設するほうが経済的だ」と判断したという。
 電力を安定供給しなければならない電力会社にとって、廃炉にする2基の合計出力と同じくらいの発電施設を新たに作るのが責務であることはわかる。加えて、地球温暖化を防ぐ努力を迫られており、原発の新設を目指そうと考えるのは自然な成り行きである。
 だが浜岡原発は、東海地震の想定震源域の真ん中にある。その地域に原発を作れば周辺住民は更なる不安の種を抱え込む。中部電力は、他社から原発から調達する電力量を増やしたり、新たな立地を模索したり、といった代替案を幅広く検討すべきだ。

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