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2008/11/29 朝日新聞    社説  党首討論


 麻生首相と小沢民主党代表とが初の党首討論に臨んだ。
 衆院の解散・総選挙をめぐる両党首の発言が目を引いた。小沢氏は国民の信任を得た政権を作るために解散すべきと主張し、対する首相は金融危機に対処するため政治空白は作れない、と答えた。
 小沢氏の主張はもっともだし、首相の結論には到底賛成できない。金融危機の影響は深刻さを増すばかりで、一刻も早く国民の信任に支えられた政権を作る必要がある。
 小沢氏はまた、「12月に総選挙を断行して、あなたが国民の支持を得られたら、それこそ思うとおりの政策を実行したらいい」とも述べた。
 総選挙の敗者はその民意を重んじ、勝者が主導権を握ることを受け入れるというルールを事前に確認しておくのは意義深い。
 両党首が直接総論を交わし、対立点が明確になったのは収穫だ。こんな討論こそ、有権者は聞きたいのではないか。臨時国会の残り1ヶ月、毎週でも党首討論をやってみてはどうだろうか。

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