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2008/11/8 朝日新聞   社説  三洋の子会社化


 パナソニックが三洋電機を子会社化することを発表した。日本経済が直面している苦境を乗り切る挑戦といえるだろう。
 なによりも目を引くのは、地球温暖化を抑えるという21世紀最大の課題をにらんだ再編であることだ。
 三洋は太陽電池の開発に早くから取り組み、世界のトップ級の技術水準にある。また充電のリチウム電池も三洋はシェア4割近くで世界1位。得意技を持ちながらも経営のまずさで行き詰った三洋を子会社化し、パナソニックによる資金力で開発を加速させるという。いずれも次代の産業を引っ張る分野と見られ、他産業の波及効果も大きいだろう。
 そしてもうひとつ注目したいは、この再編が金融危機という逆風を追い風にしていることだ。株価の急落は経済にとってマイナスだが、企業の買収価格を引き下げ、再編の機会も同時にもたらす。
 とはいえ、不採算事業も多く、再建はたやすくはない。パナソニックには踏ん張ってもらいたいところだ。


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