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2008/10/23 朝日新聞    社説  中国経済


 米国を震源とする世界同時不況が広がるなかで、「世界の工場」中国の陰りが明確になった。
 減速の大きな要因は輸出の縮小にある。大輸出先の米国の景気が落ち込むにつれ、工場が相次いで閉鎖している。もともと北京五輪後には「五輪景気」の反動が来ると心配されていたが、世界同時不況が重なってしまった。かつて過熱が懸念された中国経済の大きな転換点になりそうだ。
 中国の減速は世界にとっても痛い。金融市場の混乱が続き、景気の悪化はむしろこれからだ。となると、どこの国が世界経済を下支えするのか。日本や欧州に変わって、その期待がもたれているのが新興国、とりわけ成長著しい中国だ。
 中国政府は経済発展を維持するために内需振興を掲げた。巨大な人口と潜在的な成長力を持つ中国の動向は世界全体を左右する重みを持つ。成長を維持しつつ、社会的にも調和の取れた安定した経済へ移行していく。中国にはそんな姿を目指してほしい。

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