2014 2/24(月)  南シナ海問題 -- 中国は合意を忘れるな

 日本周辺の東シナ海だけでなく、台湾以南の南シナ海でも、中国が影響力を広げようとする行動が目立っている。

 中でも不可解なのは、「9段線」と呼ばれる境界線だ。1947年に中華民国内政部(当時)が引いた線を受け継いだものだが、現時点での意図ははっきりしない。領海なのか、排他的な経済権益なのか。何であれ、国際ルールとは相いれない。

 中国はこれまで強硬路線と対話路線の間を揺れてきた。80〜90年代、ベトナムとフィリピンが領有を唱えるスプラとリー初頭の岩礁を占拠したり、監視施設を設けたりした。一方、ASEANとの間で、平和解決を目指す02年の「行動宣言」、さらに12年に「行動規範」作りに合意した。

 南シナ海問題をめぐり中国は周辺国と平和解決をめざすルール作りで合意したはずだ。みずから合意の精神に背き、大国エゴに走る行動は地域の警戒心を高めるだけだ。中国は自身の利益のためにも、行動を自制すべきである。



*チェックポイント
・南シナ海における中国の台頭
・不可解な「9段線」
・強硬路線と対話路線で揺れてきた中国
・主張:南シナ海におけるルール作りで合意したはず。行動を自制せよ。

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