2014 1/27(月)  五輪組織委 -- 次世代見すえ新風を

 2020年東京五輪・パラリンピックの組織委員会が発足した。

 会長に選ばれたのは、76歳の森喜朗元首相。実務を担う事務総長には、70歳の武藤敏郎・元財務次官が就いた。

 今回、日本オリンピック委員会をはじめスポーツ界は、人選の過程で、ほぼ蚊帳の外に置かれた。ビジネス感覚と国際生を兼ね備え、知名度も高い人材がスポーツ界になかなか見当たらない現実は直視せねばなるまい。

 一方で、五輪はできるだけ政治から切り離し、主役はスポーツとする。五輪憲章を貫く基本理念を、組織運営の礎としたい。まずは、世代間バランスを考えて、組織委の中核に大胆に若手を登用してはどうか。

 また、今回の組織委の役員12人が全員男性というのは時流にあわず、積極的に女性を登用すべきだ。

 平和の祭典を機に、日本と世界との交流の窓を広げ、次世代の人材を育てる。それは組織委の大きな役割であろう。


*チェックポイント
・2020年東京五輪・パラリンピックの組織委員会が発足
・会長と事務総長の名前
・スポーツ界が人選から漏れている
・五輪はできるだけ政治から切り離し、スポーツを主役とする五輪憲章の基本理念を運営の礎にしたい。
・女性の登用が必要
・まとめ:世界との交流を深め、次世代の人材を育てるのが組織委の役割

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