2013 12/22(日)  医療報酬 -- メンツ争いの先を見よ


 年末の予算編成に向け、診療報酬の改訂が決着した。
 
全体では、0.1%の微増である。
借金だらけの日本で診療報酬を大きく引き上げるのは難しく、大きく削れば医療現場は混乱する。
結局、わずかなプラスマイナスにならざるをえず、そこには政治的なしがらみも絡む。その動向から医療の先行きを占うのは、現実に合わなくなっている。

 むしろ、来年度予算案で注目されるのは、診療報酬とは別のルートで医療へお金を流す仕組みがつくられる点である。
それは、各都道府県単位で医療体制を整える基金を設けることだ。
来年度は約900億円を投じる。
今回の診療報酬の引き上げ額は約400億円だから、額としても大きい。

 地域医療のニーズは、それぞれの人口構成によって異なる。
それに対応した「ご当地医療」をつくるために、全国一律ではなく地域ごとに体制を整えた。
基金の成否は自治体や医療機関のやる気次第であり、上手く使って地域医療を充実させたい。


* チェックポイント

・ 医療報酬の改定が決着

・ 0.1%の微増
 → ・変動がわずかである理由

・ 政治的なしがらみ

・注目すべき点:各都道府県単位で医療体制を整える基金を設ける

・「ご当地医療」の実現のため、基金を活用していきたい



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