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2008/9/28 朝日新聞    社説  米大統領選


 11月4日投票の米大統領選に向けてマケイン、オバマ両候補による初の討論会が行われた。大手金融機関の破綻が相次いだ現状では、「経済」についての論戦で幕を開けたのは当然だろう。
 共和党のマケイン氏は事態の深刻さを強調し、超党派で対応すべきという立場。対する民主党のオバマ氏は中間層に手厚い減税をアピールした。
 米会議では公的資金による不良資産の買い取り制度が審議されているが、世論の反発が強く難航している。両候補も買い取り制度の必要性を認めつつも、原案の不備を指摘し、注文をつけるにとどまった。それだけ政治的に微妙ということだろう。
 また外交面では、「対テロ戦争」をめぐる両者の違いが浮き彫りになった。米ロ対立やイランの核開発、北朝鮮なども話題にはなったが、基本的な立場を言い合っただけで深い政策議論にならず、残念だ。
 討論はあと2回予定されており、2人の候補者はさらに即応即決の対応力が試される。

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